人は、変わらない。
あなたの上司は、もっとこうであって欲しいと思っても、いっこうに変わる様子を見せない。
あなたの親も、もっとこうであって欲しいと思っても、いっこうに変わる様子を見せない。
あなたの妻や夫も、もっとこうであって欲しいと思っても、いっこうに変わる様子を見せない。
あなたの息子や娘も、もっとこうであって欲しいと思っても、いっこうに変わる様子を見せない。
会社も、もっとこうであって欲しいと思っても、いっこうに変わる様子を見せない。
社会も、もっとこうであって欲しいと思っても、いっこうに変わる様子を見せない。
その場合、自分に出来ることは、そういう希望の残骸の中から、いまのままで比較的うまく行っているものを、利用できるうちになるべく利用し、継続する……そういうことだけだ。
これが割り切りであり、割り切りはキモチを楽にする最善、最良の方法だ。
(それでも耐えられない!)と感じるのなら、自分が変わるしかない。
そこであなたは気付く(自分も、なかなか変われない!)ということに。
自分が変わるためには、途方もないエネルギーを必要とする。普通、大部分の人は、そういうエネルギーを持ち合わせていない。エネルギーという言葉があいまいなら、「意志の強さ」と言い換えてもいいだろう。
ところが「変化!」を語ることはカンタンだ。聞く方も「変化!」という言葉は不思議な魅力を持っている。
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